この記事では
- 簿記3級に落ちてしまった…
- 自分には簿記は無理なのかもしれない…
と思っている方のための応援記事になっています。
簿記3級と聞くと、「簿記の中で1番下の試験だから受かって当然」と思っている人も多いと思います。
ですが、実は簿記3級は半分以上の方が落ちるような、意外と難しい試験なんです。
簿記資格は難しいからこそ、取得できれば就職・転職などのメリットが多い資格です。
ぜひ諦めにず再チャレンジしてほしい!
しかし、簿記3級に一度落ちてしまったのなら、今までの学習環境や学習内容を見つめ直す必要もあります。
そこで、日商簿記1級の合格までたどり着いた私が
簿記3級に落ちてしまった人の3つの原因と、再チャレンジして次こそ合格するためにチェックするべき3つのこと
について丁寧に解説していきます。
簿記3級に落ちてしまう3つの大きな原因
簿記3級に落ちてしまう原因として多い「3大パターン」について紹介します。
- 学習の質が悪く学習量が足らなかった
- 暗記に頼って理解ができていなかった
- 試験対策ができていなかった
簿記3級に落ちてしまった方は、この3つのどれかに当てはまっているはずです。
①学習の質が悪く学習量が足らなかった
簿記3級に落ちてしまう原因の1つ目は学習の質が悪く学習量が足らないこと。
簿記学習で大切なのは「質の高い学習×学習時間」。
集中してできるだけ長い時間学習するのが理想ですね
- 毎日5時間勉強してるけれど、テレビを見ながら…
- めちゃくちゃ本気で学んでいるけれど1日10分…
これだと、受からないというのは分かると思います。
だけど、意外とこのパターンになってしまう人が多いんですよね。
どうしても誘惑が多いですからね
このパターンで落ちた自覚がある人は、
- 学習の方法を変える
- 毎日の生活で学習時間を確保する方法を考える
この2つを見直す必要がありますね。
②暗記に頼って理解ができていなかった
原因の2つ目は暗記に頼って理解ができていないこと。
簿記学習で多いパターンとして
「あんまり理解できてないけど、問題集繰り返しといたら暗記できて解けるようになった」
という方です。
これは危険で、解けるようになったのではなく、ただ暗記できただけです。
簿記を学習していくうえで、慣れの部分や用語などは暗記が必要にはなってきます。
ですが、問題の解き方や、なぜこの処理(仕訳)をするのか?という部分が分からないままだと
全く同じ問題なら、暗記できているからスラスラ解けるけれど
少しでも違う問題だと、どうやって解いていくのがいいのか分からずに手が止まってしまう…
という状態になってしまいがちなので、注意が必要です。
当てはまるかも…と思った方は、学習方法を見直すことが必要ですね
③試験対策ができていなかった
原因の3つ目は試験対策ができていなかったこと。
簿記試験の意外な落とし穴になりやすい「試験対策」。
テキストの例題ではなく、問題集の個別問題でもなく「本番を想定した難易度・時間設定・環境づくり」で試験対策ができていないと、当日100%の力を出すことは難しいです。
なんとなく、問題を解いているだけだと
- 時間配分
- 早く解くスキル
- 問題の解く順番
- わからない問題が出た時のポイント
- ネット試験の操作感
これらが、身につきません。
本番用の練習する時間もしっかりと準備しましょうね
簿記3級は、受験した回の難易度が難しいか易しいかは別にして
- 正しい学習方法で
- 時間をかけて
- 理解をしながら
- 試験対策もしっかりと
学習をすることが、あなたができる簿記3級の合格率を上げる全てのことです。
「自分はこれが足りなかったなぁ」というものが分かっていれば
次に向けて改善をしていきましょう。
【3つの対策】簿記3級に落ちたあなたが次に向けてするべきこと
続いて、簿記3級に落ちてしまった方が「次で合格するためにすべきこと」について解説していきます。
簿記3級について、落ちてしまったことは残念ですが、次回の合格に向けて学習環境を見直して改善していきましょう。
簿記3級は正しく学習をしていけば、合格を目指せる試験なので次の合格に向けて、私の経験則から「改善するべきポイント」を紹介していきます。
- 学習方法
- 学習環境
- 受験方法
①学習方法を見直す
まずは、学習方法を見直しましょう。
学習方法を見直す必要があるのかどうか?については、自分の落ちてしまった3級の結果を見直してもらって
- 簿記3級の理解はできていた!ただ、問題練習でしたことがない問題が本番で出て合格点に達しなかった
→このままの学習法でOK!次で受かる可能性は高い - 簿記3級の内容が理解できないまま、本番を迎えてしまった…。
→今の学習方法から変えよう
という結論になります。
ちなみに、簿記3級の内容が理解できていたか?の判断基準については
試験の問1と問3の点数をどれだけ取れていたのか。で判断してもらったらいいと思います。
問2は、イレギュラーな問題が出る可能性もありますからね。
簿記3級に合格するためには問1・3でほぼ満点を取るのが必須になってくるからです。
「自分はちょっと理解ができていなかったんだな」と思った人は、これまでの学習方法から変えてみるのが1番効果が高いですね。
とは言っても、「そもそも勉強方法を変えるってどうしたらいいの?」
と思われる人が多いはずです。
なので、まずはこの「簿記3級の勉強方法まとめ」という記事をチェックしてもらえれば良いと思います!
少し例を出すと、今まで独学でテキストと問題集だけで勉強していた人が
- YouTubeなどの動画学習
- 優秀な通信講座
などを取り入れて、学習の質を上げていくことが効果的だと思います。
独学での効率的な学習方法については、「最新版!簿記3級の独学合格を目指すための勉強法」という記事を書いているので気になる方は参考にしてみてください。
優秀な通信講座については、筆者が実際に体験しながら「簿記3級におすすめの通信講座4選」という記事も書いているので、気になる方は参考にしてみてください。
②学習環境を見直す
学習方法の次は、学習環境を見直してみましょう。
- 毎日どれくらいの時間勉強しましたか?
- どれくらいの頻度で勉強していましたか?
- 試験日まで合計でどれだけ勉強しましたか?
どれだけ学習の方法が良かったとしても、そもそもの学習ボリュームが足りていないと合格は厳しいんですよね。
私の経験から目標値をいうと次のとおり。
項目 | 時間 |
---|---|
毎日 | 1時間以上 |
頻度 | 毎日 |
合計時間 | 100時間 |
この学習量をクリアできるような学習環境を整えましょう。
自分の生活の中から簿記の学習時間を確保する必要がありますよね
誰にも1日は24時間しかありません。
そして、その中で
- 睡眠
- 家事
- 学校
- 仕事
など、実際に自由に使える時間ってもっともっと少ないですよね。
自分の生活から「簿記資格に合格するための勉強時間」を確保するための環境づくりができているのか?を考えていきましょう。
1日の学習時間については、「簿記3級に合格するために必要な1日の勉強時間」という記事を書いていますので、気になる方はチェックしてみてください。
③受験方法を見直す
最後に、「受験方法」を見直してみましょう。
簿記3級の試験には、ネット試験とペーパー試験の2種類があります。
それぞれを比較すると次の通り。
ペーパー試験 | ネット試験 | |
---|---|---|
試験方法 | 紙とペンを使った 従来の試験方法 | パソコンを使った 試験方法 |
試験の頻度 | 年3回 | 定期的に開催 |
受験場所 | 商工会議所など 決まった場所 | テストセンターなど 決まった場所 |
直近の合格率 (約3年分) | 30〜45% | 37〜41% |
合格がわかるまで | 約2週間〜3週間 | 受験後すぐ |
試験範囲 | 出題範囲は同じだが、ネット試験の方が少し問題が易しいといわれる |
パソコンは苦手…紙に書くタイプじゃないと試験を受けれる自信がない。
⇨ペーパー試験がおすすめ
パソコンの簡単な操作なら大丈夫!簿記資格を取るために合格率が高い試験方法がいい。
⇨ネット試験がおすすめ
特に、ペーパー試験で受験をして落ちてしまった方は、次はネット試験を選ぶと
- 合格率が高め
- 優しい問題が出やすい
- 次の試験日が近い
などのメリットがあるのでおすすめです。
パソコン操作も特別難しいわけではないので、今ならネット試験を受けよう!
簿記3級に落ちた人がするべき改善点まとめ
この記事では、簿記3級に落ちてしまった方へ
- 落ちてしまう3つの原因
- 次に合格するためにするべき改善点
について解説しました。
日商簿記3級に落ちてしまう3大要因はこちら。
- 学習の質が悪く学習量が足らなかった
- 暗記に頼って理解ができていなかった
- 試験対策ができていなかった
特に、学習の質と学習時間が足りなかったというパターンが多いです。
目安の勉強時間は100時間。
これくらいは確保できるような学習スケジュールを取りましょう。
次に、改善するべき3つのポイントはこちら。
- 学習方法
- 学習環境
- 受験方法
特に、簿記の理解がいまいちできずに、試験を受けた方は「学習の方法」を見直しましょう。
学習方法の見直しは、次に受かるための第一歩です!
まずはこの「簿記3級の勉強方法まとめ」という記事をチェックしてもらえれば良いと思います!
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