
「買掛金ってなに?売掛金とはどう違うの?」
簿記3級を勉強していると必ず出てくる「買掛金」。
でも、“まだ払ってない”ってどういうこと?仕訳ってどうするの?と、混乱してしまう方も多いですよね。
この記事では、買掛金の意味・仕訳の具体例・未払金との違いまで、初心者の方にもわかりやすく解説します。
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「まずは全体像を押さえたい」「音声と一緒に理解したい」という方にもピッタリです。
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▶ 【簿記3級】買掛金とは?3分でわかる仕訳と使い方【初心者向け】



ぜひ最後まで読んで、簿記の「買掛金」をしっかりマスターしましょう!
買掛金とは?ざっくり説明すると…仕入の後払い!


「買掛金(かいかけきん)」とは、
商品を仕入れたときに、代金を後から支払う約束をした際に発生する「負債」のことです。
たとえば、お店が魚屋から商品を仕入れて「代金は月末に払うね」といったような取引──
商品はもう受け取っているのに、代金はまだ支払っていない、この状態が「買掛金」の出番です。





「買掛金=“仕入れたけど、まだ払ってない商品代金”」というイメージを持ちましょう!
買掛金は「負債」の勘定科目


簿記では、すべての取引を資産・負債・資本・収益・費用に分類します。
この中で「買掛金」は、将来支払う義務があるため、負債に該当します。


簿記3級を学習中の方は、買掛金=負債ということを意識しながら、覚えるべきポイントは次の3つ。
- 買掛金のホームポジションは右(貸方側)
- 増える時には貸方側に仕訳をする
- 減る時には借方側(逆側)に仕訳をする





この3つさえ、覚えておけば買掛金の仕訳は簡単だよ!
【簿記3級】買掛金の仕訳をマスターしよう
それでは、実際に簿記3級レベルの買掛金の仕訳を見ていきましょう。



買掛金の発生と減少の仕訳さえ覚えてしまえば完璧です!
① 商品を仕入れたとき(代金は後払い)


商品を仕入れて、代金が後払いになった時の仕訳はこちら。
仕入 1,000 / 買掛金 1,000



仕入(費用)が増えて、買掛金(負債)が増える仕訳だよ
② 後日、代金を支払ったとき


買掛金を後日支払った時の仕訳はこちら。
買掛金 1,000 / 現金 1,000



買掛金(負債)が減って、現金(資産)も減る仕訳だよ
買掛金と未払金の違いは?何の後払いか考えよう


買掛金について学んだ方が悩みやすいのが「未払金との違い」です。



初心者がつまずきやすいポイントがここ!
勘定科目 | 使う場面 |
---|---|
買掛金 | 商品の後払い(仕入れに関する) |
未払金 | 商品以外の後払い(備品や水道光熱費など) |
買掛金は商品の後払い、未払金は商品以外の後払い。
この違いを押さえておけば、買掛金と未払金については大丈夫です。



「なにを買ったか?」で使い分けましょう!
まとめ|買掛金は「仕入れたけどまだ払っていない」時に使う勘定科目


ここまで、買掛金の基本的な意味から仕訳の方法、未払金との違いまでをじっくり解説してきました。
買掛金は、仕入れに関する「後払い」の負債として使われます。



「商品を受け取ったけど、代金はまだ払っていない」
そんなときに登場するのが買掛金でしたね!
ポイントをおさらいすると…
- 買掛金は 商品を仕入れたときの後払いに使う
- 勘定科目は「負債」に分類される(=右側:貸方にくることが多い)
- 実際の仕訳は「仕入/買掛金」「買掛金/現金」の2パターンをマスター
- 未払金との違いは「何に対する後払いか」で使い分ける!
「売掛金」や「未払金」とセットで理解しよう
簿記3級では、「買掛金」だけでなく「売掛金」「未払金」といった似た用語もよく出てきます。
- 売掛金:売ってまだもらっていないお金(資産)
- 買掛金:仕入れてまだ払っていないお金(負債)
- 未払金:商品以外の後払いに使う負債
このようにセットでイメージしておくと、試験や実務で混乱しづらくなります。
学んだ知識は、仕訳練習でしっかり定着!
買掛金のような用語は、意味だけでなく「仕訳の感覚」まで身につけておくことが大切です。
もし仕訳に不安がある方は、以下の記事もおすすめです👇



最後まで読んでいただきありがとうございました!
今後も、簿記3級に必要な基本用語・仕訳・勘定科目をシンプル&丁寧にお届けしていきます!
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