「買掛金は覚えたけど、未払金って何?」
「仕訳も似てるし、どう違うのか分からない…」
簿記3級の試験や日常の学習で、こんなふうに迷ったことはありませんか?
今回は、簿記3級の勘定科目「未払金」について、意味・使い方・買掛金との違いをシンプルに解説します。

この記事を読めば、未払金の使い所や仕訳の基本がしっかり頭に入るようになります!
さらに、3分で学べるYouTube動画も合わせてご紹介!
「まずは全体像を押さえたい」「音声と一緒に理解したい」という方にもピッタリです。
動画で学びたい方はこちら↓
▶ 【簿記3級】未払金とは?初心者向けに3分でわかりやすく解説!
未払金とは?商品以外を後払いする負債科目


未払金(みはらいきん)とは、商品以外の支払いを、あとで払うときに使う負債科目です。
たとえばこんなケースで使います


- パソコンを買ったけど、支払いは翌月
- 電気代の請求が届いて、支払いは来月
- 備品や通信費などの後払い
このように、仕入以外の支払いをあとにする取引で登場します。
ここが、買掛金との一番の違いです。



ここさえ、理解できたら未払金についてはマスターしたようなものだよ!
未払金を使った簿記3級レベルの仕訳パターン
未払金を使った簿記3級レベルの仕訳を確認していきましょう。
未払金は後払いを表す「負債」グループの勘定科目です。





未払金=負債を意識しながら仕訳していきましょう
■ 発生時(あとで支払うことを約束した時)


1,000円の消耗品を後払いで購入した時の仕訳はこちら。
【消耗品費 1,000 / 未払金 1,000】



費用である「消耗品費」が増え、同時に負債の「未払金」も増加してるよね
■ 支払い時(現金で支払ったとき)


後日、未払金1,000円を現金で支払った時の仕訳はこちら。
【未払金 1,000 / 現金 1,000】



未払金という負債が減り、現金という資産も減少してるね
この2つの仕訳が、「難しいな…」と感じた人は
- 仕訳の基本のカタチ
- 資産・負債・純資産・収益・費用というグループごとの特徴
この2つが身についていない状態です。
簿記3級向けに解説した「仕訳マスター4ステップ」の記事をチェックして見ましょう。


動画で学びたい方はこちら↓
▶ 【簿記3級用】簿記仕訳のわかりやすい覚え方を紹介!マスター方法を4ステップで解説します
未払金と買掛金の違いは?何を買ったかで判断は簡単


簿記3級を学習中の方は、似たような科目で「買掛金」が登場しますね。
どちらも「後払い」という意味では同じなので、混同してしまう人が多いです。



勘定科目を正しく覚えれないと、簿記3級の合格は厳しい…
それぞれの違いをマスターしておきましょう!
比較項目 | 買掛金 | 未払金 |
---|---|---|
対象 | 商品(仕入) | 商品以外 |
よくある取引 | 商品仕入 | パソコン購入、水道光熱費 など |
勘定科目の分類 | 負債 | 負債 |
ポイントは「何を買ったのか?」で判断することです.
→ 仕入れた商品:買掛金 / その他の支払い:未払金
買掛金については、こちらの記事で解説しているので参考にして見てください。


【簿記3級用】未払金まとめ


- 未払金は「商品以外」の後払いに使う負債科目
- 仕訳は2パターン:「発生時」と「支払時」
- 買掛金との違いは、何に対する支払いか



仕入以外の後払い=未払金!ここだけ押さえておきましょう。
簿記3級では、こうした「似ているけど使い分けが必要な科目」がたくさん登場します。
焦らず、ひとつずつ覚えていけばOKです✨
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